2016年11月16日
遺体を北向きに寝かせるのは、北枕といいお釈迦様が亡くなられたときに北向きに倒れられたことから由来します。場所の都合でどうしても北向きに寝かせることが出来ない場合には、西向きがよいとされています。神棚封じというものがありますが、これは死とは相容れない神棚を白い紙を使って封じることを言います。その期限は、忌明けまでとなっています。葬儀に行った場合には、同じ道を通って帰らない方が良いとされています。死者が付いてくると言うことに由来していますが、どうしても同じ道を通らなければならない場合には、頼道をすると良いでしょう。
ご遺体には、蒲団の上に短刀やカミソリを置く風習があります。これは魔除けのために行います。穂蹴上げには、竹橋を使って二人で拾い上げ骨壺に入れますが、これは送り届けるという意味合いがあると言われています。